
〔2022年/日本/パイプライン〕
とある地方都市。
谷村勉は、この地に強い地盤を持ち当選を続ける
衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として
働いている。秘書として中堅になり、川島の完璧な“
サポートをするだけ”のこの仕事に満足していた。
ところがある日、川島が病に倒れてしまう。
そんなタイミングで衆議院が解散。
次の選挙に川島の地盤を引き継ぎ、選挙に出る
人間として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美。
自由奔放、世間知らず。
だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される
秘書たち。でもまあ、父・川島の地盤は盤石。
よほどのことがない限り当選は確実・・・
だったのだが、政界に蔓延る古くからの慣習に
納得ができない有美はある行動を起こす。
一応、窪田正孝さんが「主演」なのか。
窪田正孝、内田慈さんと好みのキャスティングなので、
期待したのだが、コメディにしては振り切れておらず、
爽快感が感じられない。
議員の長女というだけで、病に倒れた父に代わり、
いきなり選挙に担ぎ出された宮沢りえさん。
そりゃあ、まぁ戸惑うし、本当はやりたくないのも
理解出来る。
そこで秘書と組んで、なんとか落選しようと企むが、
計画が裏目裏目になり、結局「当選」しちゃう。
周りは大喜び。
話はそれだけ。連続ドラマならば第1話。
これから先、最強バディ誕生でおもしろくなるぞ!、
というところで終わっちゃう。
映画には向いてない。テレビドラマ向けの企画だろうな。
キャストはいいのになぁ。惜しい。
■本編出演 窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、
小市慢太郎、音尾琢真、小林勝也、たかお鷹、高瀬哲朗、
今村俊一、原康義、石川武、松井工、久松信美、
田村健太郎、駒木根隆介、前野朋哉、斎藤志郎さんほか。
評価 ★★☆☆☆