
〔2025年/日本/ファインエンターテイメント〕
■第10話「さようなら」
由貴也と絵理香がついに対峙する。
征一郎、雅之、悟史がいなくなり、
伊勢グループ会長となった絵理香。
地位と名誉を得て、名実ともに伊勢財閥の
トップに君臨し、絵理香は全てを手に入れた。
そんな中、由貴也は最後の復讐を遂げるために
絵理香の元へ。その手にはナイフが握られていた。
由貴也の復讐の集大成!果たして復讐の先に
待っているものとは。
すべての出演者、スタッフ、いいものが出来た!
世紀の傑作だよ!全米も泣くよ!!
・・・そう心から本気で考えているのならおめでたい。
なにかトンデモナイ事情があって、投げ出さねば
ならなくなったとしか思えないトンデモドラマだった。
まずタイトルに偽りあり。主人公はひとつも「復讐」を
果たしてはいない。勝手にあきらめただけ。
肝心の犯罪者が裁かれず、兄はシャバで遊び惚けているし、
絵理香はトップの会長に収まりシングルマザーとして
大活躍!

家政婦が震え、泣きながら渡したこの鉛筆しか
削れそうにない小刀。出番ゼロ。
家政婦の涙をかやせ。

復讐をあきらめた由貴也は元・兄嫁と・・・と、
思われたが、舞台はいきなり3年後。
え、由貴也まだ、子ども食堂やってんの?
まともな収入なかろうよ?
いい感じだった元・兄嫁の姿もない。
それどころか、下っ端の元・大学生にマヨネーズを
買いにやらされるパシリ化してるぞ。
ラストはなぜか、その子ども食堂に財閥の家の子、
絵理香の息子がメシ食いに来てるという不思議。
財閥だろ?
ラストはひとり折り紙を折っている由貴也。
その折り鶴を・・・グシャ。

ハイ。おしまい。
なんなの・・・コレ。
結局、振り回されて親まで殺された主人公は、
ドン底のまま。何人も殺した犯罪者は裁かれず。
そもそも、現在進行形で連載中の漫画を
映像化するのが間違ってんだよ。
原作漫画は別モノとして、ドラマなりの結末を
見せてくれる気概がゼロ。
まぁ、ヘタに改変すると「セクシー田中さん」問題が
再燃するからね。それなら、完結してから作れば
よかったのに・・・。時間をかやせ!
■番組出演 渡邊圭祐、瀧本美織、西垣匠、宇垣美里、
猪塚健太、宮田早苗、村川絵梨、小川李奈、阪田マサノブ、
武田航平、渡辺いっけい、高岡早紀、カトウシンスケ、
栗谷、ほりゆり、和田光沙、たなか、谷麻帆、元田牧子、
諸喜田智也、志武明日香、清水てっぺい、結城陽葵、
日比茉鈴、大岩世奈、朝陽りさ、千代將太、坂巻ノア、
梶原颯、上田操、阿部凛、辻京太、酒井カンナ、
ひょうろく、木川淳一、矢島理佐、松澤亜海さんほか。
評価 ☆☆☆☆☆