〔2025年/日本/テレパック〕
■第9話
「性的暴行、隠蔽、謀反…この家族は腐っている。」
千翠は、一馬と連絡が取れなくなったことを
クロミの仕業だと疑い、灰原家の崩壊を宣言する。
一方、緋莉は再び部屋に閉じこもり、クロミが
様子を見に行くと、彼女の体には暴力の痕が。
緋莉は千翠に襲われたと明かし、クロミは翠に
告発するが、灰原家の名誉を守るため逆に
捕らえられてしまう。地下室に閉じ込められた
クロミは次第に過去の記憶を取り戻していく。
長男が父親違いの妹を性的暴行。
怒りに燃えたクロミは長男を警察に突き出し、
罪を償わせる事をノリカ奥さまに進言。
一度は納得したかに見えたノリカ奥さまだったが。
反撃をくらったのはクロミのほうだった。
せっかく会社の経営が軌道に乗ってるのに、
そんなスキャンダルが表に出るのは、とんでもねぇ！
クロミも必死の反撃に出るが、背後から
ノリカ奥さまのスタンガン攻撃に倒れる…。
・・・一般家庭にスタンガンなんて常備してるの？
しっかりしてよ！と怒鳴られて、
「・・・ハイ・・・」と答える
ボウケンジャーが情けない・・・。
地下室に閉じ込められたクロミは
そのショックから、抜け落ちていた過去の記憶を
取り戻す。義父による性的暴行を受け続けた
幼き日々の記憶は自身が封印し、強制的に
忘れ去ろうとしていたのだ。
その地獄の日々から救い出してくれたのが、
この家に仕えていた初代クロミさん。
彼女は屋敷に火を放ち、義理の夫婦とともに、
生死不明となりクロミの前から姿を消した。
幼きクロミにひみつのペンダントを託して・・・。
その瞬間、二代目クロミは爆誕した。
生きる目的は「理想の家族」を求めて。
このドラマはキャスティングがうまい。
長男役のこの憎々しさ！
こんなん五体バラバラにされて、ドブ川に
浮かんでても、可哀想なんて微塵も思わないもの。
この役者がそれだけウマイということだ。
よいドラマには、主演よりもより悪役が必須。
そして主演も良い。常に口元に笑みを絶やさず、
不敵さと不気味さを兼ね備えた女優。
これが出来るのもなかなかいない。
いよいよクライマックス前後編に突入するのだが、
どうやら家族は共喰いとなり自滅していく模様。
しかし、妹は完全な被害者だろう？
なんで、死んでしまわないといけないのだろうか。
■番組出演 関水渚、藤原紀香、高橋光臣、阿久津仁愛、
大熊杏優、しゅはまはるみ、関哲汰、倉冨なおと、
石川大樹、久保乃々花、井上想良、田村智浩、
菊池ハル、辻皓平、中原みなみ、丸山智己、
吉澤要人、福田温子、テイ龍進、八神慶仁郎、
赤間麻里子、うらじぬの、大西礼芳、岡本望来、
千賀由紀子、津村知与支、水野智則さんほか。
評価 ★★★☆☆
