2025年12月27日

「プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち」2024

プー2あくまのくまさんとじゃあくななかまたち.jpg
〔2024年/Jagged Edge Productions
ITN distribution inc.エゲレス〕




100エーカーの森で血にまみれたプーとなかまたち。
彼らは人に絶望したまま逃亡。森の奥深くに潜伏して
いたが、その噂を聞きつけてやってくる興味本位の
ハンター、ユーチューバーどもを返り討ちにし、
やはり邪悪な人間どもをこのままにしておけないと、
逆襲&復讐を決意する。

からくも生き延びていたクリストファー・ロビンは
深いトラウマに苦しんでおり、故郷の町の病院で
働きながら催眠療法による治療を受けていた。

野生化したプーたちが人間を襲っているという
ロビンの警告を信じる人は少なく、町の住民の多くは
彼こそが事件の犯人ではないかと疑っていたのだ。




パブリックドメインとなった原作を好き勝手に
もて遊ぶエゲつないエゲレスが調子に乗って、
前作
https://nisenonbiri.seesaa.net/article/519428650.html
に続き、続編を制作!作るほうも作るほうだが、
見るヤツも見るヤツだよ!


映画はやはり最後まで見ないとダメだ。
よく映画館でエンディングのクレジットが流れはじめると
トイレに行きたいのか、この後誰かと予定があるのか、
急にゾワゾワと立ち上がり、まだ暗い中足元も危ないのに、
表に出て行こうとする人がいる。

しかし、それで本当に「映画を観た」ということに
なるのだろうか?エンディング後にとんでもない
エピローグ、本編の余韻をすべて吹き飛ばすサプライズが
隠されているかも知れないのに。

本作もまさにそれ!

プーたちを支配する本当の実力者が出現し、
ついに倒れたプーたちにふたたびの命を授け、
再度の宣戦布告を行う・・・!

いわゆる次回作への匂わせっちゅうやっちゃ。

調子に乗り過ぎた製作陣は同じく著作権の切れた
ピーターパン映画を制作。

日本でもいずれやりそうな気がするな。
狂って人類を滅亡させるべく宇宙から帰還する
鉄腕アトムとか、悪人の手に渡った鉄人28号とか、
森に迷い込んだ人々を殺戮し続けるジャングル大帝とか。

あぁ・・・見たくない見たくない。
どうか日本人に「良心」が残っていますように。

過去作を汚すことなく「新作」を作ってください。
まだ誰も見た事のない新作を。





■本編出演
スコット・チェンバース、サイモン・キャロウ、
タルラー・エヴァンス、ライアン・オリヴァ、
ルイス・サンテール、エディー・マッケンジー、
マーカス・マッセイ、ピーター・デソウザ=フェイオニー、
アレック・ニューマン、テア・エヴァンス、
ニコラ・ライトさんほか。

■日本語吹き替え
鈴木崚汰、かぬか光明、相馬康一、阿部竜一、
藤井雄太さんほか。




評価 ☆☆☆☆☆
posted on 2025年12月27日 at 12:00 | 映画・洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月09日

「プー あくまのくまさん」2023

プーあくまのくまさん_.jpg
〔2023年/エゲレス〕




楽園での日々から幾年月。

平和の象徴だった「100エーカーの森」は、
いま血の匂いで満ちていた。

森に迷い込んだ女子大生たち。
彼女たちが目にしたのは、
ハニーハントを求めて徘徊する、
血にまみれたクマとブタ。

その名は「プー」

はちみつはもう飽きた。
かつて人間の友達だったプーとピグレット。
今のヤツらは人間を狩る。逃げ場はない。

純粋な殺意には人間の知恵と武器は通じない。

次回、プーは、巨大な不発弾。
自爆、誘爆、御用心。




いくら「パブリックドメイン」となり権利が切れて
いるからといってこれはないわぁ~。

日本風に言うのなら、人のフンドシで相撲取るなよ。

殺人鬼がくまプーである必要性がまったくない。
殺しの方法も追い詰め方も、ジェイソンであろうが
チャッキーであろうが、ミーガンであっても構わない。

ラストも消化不良。オチがない。
続編を匂わせるように終幕。案の定「2」どころか、
「3」まで公開されるらしい(!)

・・・それなりに需要があるのだな・・・。

「マッドハイジ」とか「シン・デレラ」とか、
権利切れで好きに使えるからと言って、こんな
中学生が思いつくようなプロットで商業作品を
制作してしまう・・・。過去作におんぶにだっこ。

製作者たちは「まだ誰もみたことのない新しいもの」
への創造力を失ってしまっている。

日本もまたしかり。戦隊ヒーロー50年の歴史を
終わらせて、次にスタートさせるのが80年代の
ヒット作「宇宙刑事ギャバン」のリメイク・・・。

オレたちは新しいモンが見たいんだっ!




■本編出演 ニコライ・レオン、マリア・テイラー、
ナターシャ・ローズ・ミルズ、アンバー・ドイグ=ソーン、
クレイグ・デビッド・ドーセット、クリス・コーデル、
ダニエル・ロナルド、ナターシャ・トシーニ、
ポーラ・コイツ、メイ・ケリー、ダニエル・スコット

石毛翔弥、河村梨恵、横山友香、夏葵、かぬか光明、
相馬康一、葛原詩織、阿部彬名さんほか。




評価 ☆☆☆☆☆
posted on 2025年12月09日 at 12:00 | 映画・洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月23日

「M3GAN ミーガン 2.0」2025

ミーガン2.0 (2).jpg
〔2025年/アメリカ/ブラムハウス・プロダクションズ
 /アトミック・モンスター〕



あれから2年が経った……。
悪夢のドール、ミーガンは破壊されたはずだった。

創造主ジェマの元で、少女ケイディは穏やかな日々を
取り戻したかに見えた……。しかし暗闇から忍び寄るのは、
軍の生み出した怪物・アメリア! ミーガンの技術を盗み、
冷徹なAIの軍団を率いて、世界征服の野望を燃やす!

テロリストの残骸から蘇ったアメリアは、
血塗れの戦場を駆け巡り、人類の支配を狙う……!

ジェマよ! お前は再び、禁断の扉を開くのか!?
破壊されたミーガンの残骸から、アップグレードされた
ミーガン2.0が目覚める! より速く、より残酷に、
より愛らしく……!

ミーガンよ、お前はもう、知っているはずだ…。
この悪夢を終わらせるのは、あっ…お前自身だとぉぉ~!!

「AIの怒りがオレを呼ぶ…!」




前作のラストで匂わせた通り、ミーガンは生きていた。
しかし、生きているのはその精神のみ。
彼女は物理的な「身体」を欲しがっていた・・・!

アメリカで公開されながら、記録的な不振により、
日本では劇場未公開になってしまった第2作がついに
見られるようになった。しかも日本語吹き替えもついてる!

しかし・・・ミーガン最大の魅力であった
「得体の知れないもの」「ポルターガイストのような
オカルト風味」「人間ではないものが人間よりも
人間らしい感情を持とうとしている」・・・。

そんな恐怖感はすっかり消え去ってしまっていた。

それどころか、2年前の行為をすっかり反省し、
よい子になってしまい、人類の味方として立ち上がる。

アクションバリバリで最強の敵に立ち向かうのだ。
そしてラスト、ミーガンの選んだ結末は・・・。

これって「ターミネーター2」まんまやん!

本作のみを単独で見るとおもしろい表現が随所に
あり楽しめるのだが、続編として前作の地続きな
世界観を期待してみちゃうと
「なんじゃこりゃ!?」になってしまいそう。

とにかく、おもしろけりゃいいんだよ!
ヒマつぶしになりゃあそれでいい層向け。

一作目をこよなく愛する方には、
こんなのアタイのミーガンじゃない!となっちゃうかも。





■本編出演 Allison Williams(アリソン・ウィリアムズ)、
Violet McGraw(ヴァイオレット・マックグロー)、
Jenna Davis(ジェナ・デイヴィス)、
Brian Jordan Alvarez(ブライアン・ジョーダン・アルバレス)、
Jen Van Epps(ジェン・ヴァン・エップス)、
Arlo Otts(アーロ・オッツ)、
Tim Sharpe(ティム・シャープ)、
Ivanna Sakhno(イヴァンナ・サフノ)、
Jemaine Clement(ジェマイン・クレメント)さんほか。



■日本語吹替出演 浅野真澄、飯沼南実、嶋村侑、飯島肇、
くわばらあきら、玉木雅士、花輪英司、櫻庭有紗、
後藤光祐さんほか。




評価 ★★☆☆☆
posted on 2025年10月23日 at 12:00 | 映画・洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする