
〔1974年/日本/テレパック〕
歴史と伝統に育まれた学生の街、東京・神田。
その神田に安くて美味しいカレーライスの店、
「春」があった。
その店の女主人・春木治香は、開けっぴろげな性格で、
みんなから慕われていた。彼女の一人娘・吉は
明朗活発な上にキップが良く、学生達のアイドル的な
存在である。
ある朝、四月から近くの小学校の先生になったばかりの
「仲よしパン」の長男・金太郎が松葉杖をつきながら
「春」にやって来た。
金太郎は、春休みを利用してスキーに行ったが、
足をくじき、初出勤が遅れていたのだった。
ようやく退院し、シャバの空気を味わい、この店の
カレーライスの味に飢えてやってきた。
ファンの間では「幻」と呼ばれていた第4シリーズ、
「カレー屋編」の全貌がついに明らかに!
1974年(昭和49年)製作って、ほぼ半世紀前の番組
だよ!関西ではほぼ再放送もなかったのではなかろうか。
「ありがとう」といえば、世間一般では
水前寺清子&山岡久乃コンビのドラマだと相場は
決まっている。そのシリーズが全3作あり、
それぞれ婦人警官、看護婦、魚屋とシリーズ毎に
商売と舞台を変えて、放送を続けてきたが、
主演コンビは不変だった。
それが第4作を製作するにあたり、主演2人を交代
させてしまう。京塚昌子、佐良直美による、
「肝っ玉かあさん」コンビの登場である。

(TBS、テレパック伝統の第1話、出演者テロップ)
推測ではあるが、製作側としては水前寺清子続投で
第4シリーズに突入したかったのだろうが、当時の
チーター(水前寺清子)人気はすさまじく、
ちょっともう、やってらんね…という感じで、
降板したのかも知れない。

そのため、歴代「ありがとう」の出演者は、
ほぼ顔を揃えていながら、水前寺清子「だけ」が
いない世界、パラレルワールドのようになっている。

(へーちゃんもしっかりいる)
50年という時の流れは残酷である。
ビデオ撮影のため、色褪せることもなく
テレビに映し出される人々はイキイキと
しているが、すでに半数は鬼籍に・・・。

だって、岡本信人が詰襟だよ?!
この時点でもちょっと無理があるが。

まだ道端の草なんか食ってない時代ですよ。

時代を映すといえば、このみそラーメンの
おっさん。彼は劇中で「まぁまぁパンダ」という、
あまり有難くないミドルネームで呼ばれている。
これは当時の世相で上野動物園にカンカン、ランラン、
キンキン、ケロンパというパンダがやって来て、
一大ブームを起こしていた影響なのだろう。
どう見ても「どタヌキ」なのに。
物価も驚くばかり。

「野菜カレー150えん」!!
今、ココイチでちょっとトッピングしたり、
調子に乗って、大盛りにしたりすると
確実に一杯、1,000円は軽く超えてしまうんだよ!
もう怖くて、表でカレーなんか食えないよ!
そうか・・・150円か・・・。
ありがたい事に全話数分の映像をご提供いただいたので、
これからしばらくご一緒に「幻」と呼ばれた
第4シリーズを紐解いていこうではないか。

■番組出演 京塚昌子、佐良直美、山岡久乃、井上順、荻島真一、
研ナオコ、沢田雅美、大和田伸也、金田竜之介、佐野浅夫、
石坂浩二、音無美紀子、藤岡琢也、長山藍子、尾藤イサオ、
岡本信人、上村香子、奈良岡朋子、若山直嗣、伊藤洋一、
浜田雅子さんほか。
評価 ★★★☆☆











